ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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南幌延林道

★★★

 

南幌延林道の取扱説明書

距離の短さ以外は特にケチの付けようがない出来の南幌延林道。開放感に溢れ次々と変化する景色と道路状況に飽きる事はない。ショートダートではあるが充分走り甲斐のある道だ。このまま砂利道であり続けて欲しい優良新設林道である。

 

南幌延林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

全道程の90%近くが直線という面白味に欠ける上幌延林道から唯一派生する林道が南幌延林道である。分岐には林道標識が設置されているので気付かないという事は考えられないが、上幌延林道の入口が見つからず、ここまで辿り着けないという事態は充分に考えられる。上幌延林道には標識もないし、そもそも便宜上上幌延林道と命名した路線で、その正式名称は

南幌延林道2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

いまだに不明のままなのだ。よって進入口が分からなくて当然だし、上幌延林道という名称でいくら探そうともそんな名称の林道が存在していない可能性は充分だ。ここがナビサイトでないORRの強みでもある。ORRで紹介する道路名称は実在しているかも知れないし、していないかもしれない。峠の名称も昔からある名称かも知れないしORRが命名した名称かも知れない。

南幌延林道3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

専門家や全てを把握しないと気が済まない、また正確な情報でないと認めないという連中にとっては無用の長物であるORRの道路調査報告書。その中に真実はたったひとつ、ヘナリワンがそこを走った、峠を越えたというのは間違いないという事だ。その場所がどこであれ日本のどこかに必ず存在するシーンである事だけは間違いないという事である。南幌延林道、

南幌延林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

ここは林道標識が設置されていてちゃんとした正式名称を持つ未舗装林道。上幌延林道と違って丘の上へと駆け上るとそこには豪快に尾根筋を開削された新設林道がどこまでも延びていた。それはもう気分の良い道で、心地良いアップダウンに適度なコーナーが絡み合い絶妙なコース設計となっていて走る者を飽きさせる事はない。幅員は1.5車線と広く

南幌延林道5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

いつ対向車が現れても慌てる必要はない。路面は極上のフラットで車種を問わない。尾根筋を行くので視界は常に開け、全線に渡って実に開放的な路線だ。距離は短くショートダートではあるが林道に必要なアイテムを全て備えコンパクトにした感じの道で、短い区間で次々と変化する風景は上幌別林道とは対極にあたる。短くとも満足感を充分に得られ

南幌延林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

こういう林道が数本でも都市部にあるといいなぁと思う。砂利道=長距離という概念を根底から覆すには充分な南幌延林道は街外れの住宅地に砂利道のまま滑り込むといいう離れ業を演じている所が凄い。終点には林道標識と共に案内板が設置されており、そのT字路には近年北海道でよく見掛ける北欧風の家々が立ち並び、この近所の人々は極上林道まで

南幌延林道7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

僅か5秒という都市部では信じられない好環境にある。案内板によれば南幌延林道を含む一帯を自然公園のように整備しているようだ。どうりで作業用道路っぽくな、くレクリエーション色が強く出ていた訳だ。まだ開通して日が浅いので砂利道であるが、舗装化は時間の問題かも知れない。今の所その兆候は見られないが出来ればこのまま残して欲しい好物件である。

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