ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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飽別白水林道

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飽別白水林道の取扱説明書

飽別白水林道は路面良し、幅員良し、景色良しと三拍子揃っており、峠越えの本格的な山岳林道で絶えず状況は変化し、全く飽きる事のない刺激的な道程が続くロングダートで評価は文句なしのパーフェクトである。また飽別白水林道単体でも充分な未舗装距離だがフレベツ白水林道と走り繋ぐ事により道内でもかなり上位に入るロングダートが満喫できる。

 

飽別白水林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

阿寒湖から南下する国道と並走するように山岳走行するのがフレベツ白水林道と飽別白水林道のW白水林道だ。この2本を走り繋げば本格的なロングダートでガスのチェックは必須だ。もし途中でガス欠しようものならそれこそWの悲劇だ。更に運転手兼言い出しっぺ本人が秀樹だとWの秀樹となり、とりあえずオヤジギャグで誤魔化しその場を取り繕う事も可能だ。

飽別白水林道2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

国道から進む事僅か数kmでフレベツ白水林道との分岐にあたる。右がフレベツ白水林道で左が飽別白水林道本線だがヘアピンコーナーのようになっているこの分岐を走り抜いていくのが一般的だ。勿論この分岐から国道へリタイアする事も可能だが、国道に出た所で残念ながら何もない。ガソリンスタンドもなければコンビニもない。自販機すらないのだ。

飽別白水林道3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

無情にも延々とアスファルトが続くのみ。最もこのような場所に入ってくる連中は皆一様に食料、飲料水、予備のガスなど一式の装備は持って入るだろうし国道に出た所で何もない事くらい知っているだろうから問題はないかと。さて飽別白水林道と言えばまず現れるのが大陸を彷彿とさせるスーパーストレートダートだろう。山麓を一直線に突く豪快な道は圧巻だ。

飽別白水林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

そして穏やかなフレベツ白水林道とは一変して高度をグイグイと上げ、走る者全てを天上界へと誘う。高度を増すにつれストレートから緩やかなコーナーそしてヘアピンカーブと路面状況は変化し続け、絶えず一定の緊張感を強いられる。しかしそれは非常に心地良い緊張感である。とにかく走っていて飽きないのだ。また上昇すればする程視界も開け

飽別白水林道5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

周囲の山々も遥か彼方まで見渡せるようになると峠は近い。峠付近からの景色は素晴らしく出来れば好天の日を狙って走行した方がいい。ロングダートは一旦霧に包まれたり雨に降られたりすると単なる長いだけの苦痛としか思えない道になるので天気によって印象は180度異なる。元々景色に恵まれていない林道などは曇りの日でも気にならないが

飽別白水林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

飽別白水林道は絶対晴れている時に走るべき道である。今回の取材時も曇りベースであったがそれでも峠付近からの眺めは一見の価値があり、曇りでも大満足なのだから快晴だったら言わずもがなである。峠からの下りも適度な緊張感を強いられる区間となるが、それは長くは続かない。飽別川沿いまで来ればあとは川沿いの単調なルートに落ち着く。

飽別白水林道7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

全線に渡り幅員は1.5車線、路面は極上のフラット、景色は文句なし、状況も変化に富んでいて飽きる事はなく飽別白水林道の評価はケチの付け様がない文句なしのパーフェクトであるが、これだけ良質な道である早速行政にマークされ置戸阿寒大規模林道なるものの一部に組み込まれ、現在開発の真最中である。飽別白水林道はこの先いったいどうなってしまうのか!?

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