ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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町道然別峡峰越線

★★★★

 

町道然別峡峰越線の取扱説明書

町道然別峡峰越線は山田温泉とかんの温泉を結ぶ峰越連絡道で全線砂利道のスリリングな山岳コースである。道道1088然別峡線と走り繋いで抜けるのが一般的な使い方である。

 

町道然別峰越線1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

然別峡かんの温泉に至るメインルートは後半戦に砂利道が残る道道1088然別峡線であるがサブルートとして、また周回する場合や抜けきる場合に欠かせないのがこの町道然別峡峰越線で、この道があるのとないのとでは豪い違いがあり、短期間で強引に北海道を満喫しようとする者や急を要する者にとって町道然別峡峰越線が通行止となる事は死活問題である。

町道然別峰越線2/ORR

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冬はお隣の然別湖に出現する氷上露天風呂にその座を譲るとして、シーズンインともなれば鹿の湯無料露天風呂目掛けてわんさか人が集まりお盆ともなれば芋洗い状態で肌と肌の触れ合いどころか玉と玉のぶつかり合い、否そんな甘いもんじゃぁない。下手すると竿と竿の叩き合いと言っても過言ではなく、遠くからその日の人数を双眼鏡でカウントする

町道然別峰越線3/ORR

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日本野鳥の会の皆さんもいちいち一人・二人なんて数えてられないのでワンペニ・ツーペニとカウントする訳だが何故か三人目からサンペニ・ヨンペニとなっていく所がミソである。シーズン中は無料温泉というだけで目の色が変わる連中がどこからともなくやって来る訳だがシーズンオフともなれば大人しいものだ。落ち着いて入浴する事が出来る。

町道然別峰越線4/ORR

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そんな鹿の湯へ至る町道然別峡峰越線のゲートオープンは北海道の砂利道でもかなり遅い方で6月中旬である。当然周囲には残雪もない状態なのだが何せ崩れ易い地質故に路線の整備点検が入念に行われる為だろう。雪解けの荒れた路面を整地し、新しく砂利を撒く訳でオープン仕立てのフカフカな路面状態は非常に走り辛い。これもシーズン中までにはすっかり

町道然別峰越線5/ORR

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通行する車両に踏み込まれ走り易くなる訳だ。然別湖や幌鹿峠方面から進入する場合は案内板が設置されていないので注意が必要だ。勿論分岐には町道然別峡峰越線の文字が躍ってはいるが、うっかりしていると見過ごしてしまうコーナー部に分岐があり、風車の弥七は一発で発見できると思うが、うっかり八兵エは間違いなくうっかり見過ごす事だろう。

町道然別峰越線6/ORR

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分岐からはひたすら上りとなり、もみの木に囲まれたジオラマのような世界が広がる。間もなくピークを迎え、そこがワンペニ峠である事を知る。ワンペニ峠からの眺望は素晴らしく今でも噴煙をあげる活火山の十勝岳が眼前に立ちはだかり、そこだけはまだ銀世界である事が分かった。町道然別峡峰越線は峠からの下りが面白い。いかにも崩れやすそうな

町道然別峰越線7/ORR

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地質で、実際よく崩れるのだろう。常にブルがスタンバっていて崩れては退かしの繰り返しなのだろう。舗装化する気はさらさらないみたいで当分の間はスリリングな砂利道が堪能できそうだ。ユーヤンベツ林道との広いロータリーまで降りて来ればもう安泰で一転して穏やかな森林の中を進むと道道1088然別峡線との分岐で町道は更に鹿の湯へ至る。

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