ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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剣山スーパー林道(川成峠)

★★★

 

剣山スーパー林道(川成峠)の取扱説明書

全長80km以上もあり、その8割が砂利道という四国が誇る正真正銘のスーパー林道だ。ノンストップで走り抜いたとしても軽く3時間以上を要する日本を代表するロングダートである。余りにも行程が長いので今回は3部作とした。第二段は川成峠からファガスの森を経て国道へ至る尾根直下の天空の区間である。

 

剣山スーパー林道(川成峠)1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

高瀬峡側から木屋平木沢林道との分岐までの第一区間はオフ車でも実に1時間半以上かかり普通車で進入した場合もっと時間がかかるのは間違いなく余裕を持った予定を組まないと思わぬ事態に繋がりかねない。全てのエスケープルートが常時利用可能な訳ではなく、当然自然災害や工事など何等かの理由によって通行出来ない事も充分に考えられ、

剣山スーパー林道(川成峠)2/ORR

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事実この取材時も木屋平木沢林道のゲートはクローズであった。分岐を含めて道中は何もなく自販機でさえ剣山トンネルの茶屋くらいにしか設置されておらず、途中で陽が暮れようものなら一気に不安になる事だろう。街と違って完全な闇が支配する山中というのは本当に恐ろしいものだ。夜の街で遊ぶ人間は本当の夜を知らないと思う。

剣山スーパー林道(川成峠)3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

この日ご覧のように川成峠は濃霧に包まれており、時折視界が開けた時を狙って一番写りが良かったのがこの画像である。晴れていてもこれだから山の天気はホント読めないよね。川成峠にはちょっとした駐車スペースがあり、木屋平木沢林道が再び分岐している。どうやらスーパー林道第二区間をクロスする初めての林道が誕生しそうだ。

剣山スーパー林道(川成峠)4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

今回の調査対象には含まれていない為木屋平木沢林道の調査は次回に持ち越しだがまたひとつ楽しみな林道が誕生するようだ。川成峠から尾根直下を横ばいに進みファガスの森を抜け緩やかに高度を下げていった所でスーパー林道は国道に吸収され砂利道は一旦終了となる。と言っても安心してはいけない。この分岐には青看と案内板が

剣山スーパー林道(川成峠)5/ORR

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あるだけで他には何もないのである。自販機やガソリンスタンドも麓の村まで降りないと無い。これまでスーパー林道を全線走破したのは2回で、初めて訪れた際は全線に亘りほとんど濃霧で、その状態で80km以上の走行は苦痛以外の何物でもなかった。しかも途中で止める事が出来ないから延々とその苦痛に耐えなければならない。それが

剣山スーパー林道(川成峠)6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

トラウマとなり2回目は快晴にも関わらず楽しさを見出す事は出来なかった。余りにも単調というのが原因なのだがそんな時は歌いながら走ってみるのも一考だ。その曲を聴けばあの夏を思い出すという曲が誰にでもあるとは思うけれど、僕の中で2004年の夏の歌として焼き付いたのは勿論南くんの交尾とのエンディングテーマで、ほら何だっけあの

剣山スーパー林道(川成峠)7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

瞳の中の何ちゃらとかいう歌で、あっ瞳の中のギャラくれだ。賃金未払いだとか、うに丼食わせろとかいう歌だったよね。あれいい歌だなー。ジャニーズ系では世界にひとつだけのヅラに続いての名曲だね。国道を峠まで上り詰めると雲早トンネル手前でスーパー林道は分離し第三区間へと移り再び砂利道が始まる。

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