ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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旭隧道(1)

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旭隧道の取扱説明書

恐らく生粋の人力による手掘り現役道路隧道では国内最長ではなかろうか。容姿距離供にR291中山隧道に匹敵し中山隧道が現役を退いた今、人力のみによる手掘り隧道のトップランナーはここだ!

 

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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

まず詳細な情報提供をして頂き、この地へ誘うきっかけをつくってくれた国道8号氏に感謝したい。相互リンク先「穴蔵」を閲覧させて頂く限り新潟は隧道の豊富さもさる事ながらミステリアスな隧道が非常に多い事がわかる。中でも旭隧道は世界的なお宝隧道と言わざるを得ないのかも知れない。3桁県道から分岐します。

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吉野屋の集落内は金沢市内か?と思わせる程狭く入り組んでおり、当初集落内をうろついて隧道への道を発見するのにかなりの時間を要した。武家屋敷のような立派なお宅を横目に進むとご覧の通りY字が現れます。左が正解なのだが当初右へ行ってしまい時間をロスしてしまった。案内標識などは一切存在しません。

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集落を抜けいよいよ道は勾配を上げ急激な上りになります。幅員は完全な1車線で簡易コンクリ路面に苔がびっしり生えよく滑るので注意が必要だ。電柱が設置されていてまだ奥に人家があるのだろうか?集落を抜けてからは人の気配が途絶え交通量も皆無に等しくなる。当然灯りなどもなく夜間は想像を絶するだろう。

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急勾配の極狭道を上りきるとあっけなく隧道抗口が現れました。第一印象は現役隧道という事で若干割り引かれて恐怖度は予想を遥かに下まわる。コンクリで覆われているのも何だか普通っぽい。これがもし前人未到の隧道であったなら興奮度はピークに達していたのかもしれない。工事中を知らせる看板もしらける要因のひとつだ。

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しらけ鳥が飛んでいてもそこは旭隧道、タダでは済まないだろう。山に降った雨が隧道真上に集まり坑口右側に用意された口から勢いよく滝となってこぼれ落ちている。隧道内部からも水が流れてきており内部は水浸しである事は想像に難くない。いざ入ろうとすると不気味さは充分備えておりそれなりの覚悟は必要である。

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抗口に扁額は確認できない。暗くて内部は確認できず出口は全く見えない。さていよいよ突入となる訳だが出口より先で道路工事をしているはずなのだが全く音もしないし誰も通らない。突入するきっかけが欲しい。そう思っていた矢先1台の工事関係車両であろう普通車が現れた。そして躊躇する事なく突っ込んでいった。

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車のテールランプを見届けようと覗き込むと一瞬にして消えた!何?どういう事?もしかして?ヘナリワンのライトを照らしてみる。曲がっている急激に!直線ではなかったのか!やはりタダでは済みそうもない事は明らかだった。しかし確かに車が入っていった。急いで後を追う!

旭隧道2進む

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