ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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相渡隧道

★★

 

相渡隧道の取扱説明書

帝釈峡付近に連発する旧廃隧道群の中で通行可能な上、小さいながらもツボを衝く坑門と意外性のある内部はトップバッターに相応しい。

 

相渡隧道

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世界三大天然橋のひとつである雄橋があるという帝釈峡。いったいどのような姿をしているのだろうか?その帝釈峡へのメインアクセス路となる主要県道に現存する相渡隧道が今回のターゲットである。実は相渡という名称は正確ではない。真横にある新トンネルの名称が相渡なのでそこから拝借し便宜上付けただけで実の所名称は不明である。

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橋を渡った先に見える相渡隧道だが、手前にある剣隧道を抜け橋を中心として剣隧道と相渡隧道は向かい合う形で連発している。剣隧道を抜けた地点から撮影したのが上の画像だ。剣隧道も新トンネルの名称から拝借したものでそちらも名称不明である。報告書に起こす順番を決めるにあたって、相渡隧道が先になったのは形状が僕好みだからに他ならない。

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剣隧道の地点からも遠目に歪なかまぼこ型をしたコンクリである事は明らかで、さっさと剣隧道の取材を終えて相渡隧道へと急いだ。近付くと切り通しにしてもよかろうと思う程鞍部は低く、また距離も短い。帝釈峡という景勝地につき切り通す訳にはいかなかったのか地主との問題なのかそれは分からないが、いずれにせよ穴を突いて通された相渡隧道。

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残念ながら扁額は設置されておらず名称は不明であるが坑門自体は生粋のかまぼこ型で昭和初期から中期を思わせる造りで、このような形状の場合、一切装飾の必要はない。その形状だけでひとつの芸術的作品として仕上がっているからだ。竣工が現代に近い程滑らかな円形となり、それを美しいと見る人もいるだろう。僕の場合はかまぼこ型に

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近ければ近い程美しいと感じる訳で、人それぞれ感性が違って当然で、どれが良くてどれが悪いというものではない。また好みは年齢によっても変わるのかも知れない。例えば男性が女性を見る場合、若者ほど上から入り、年とともに下へ行くそうだ。つまり若いうちは顔で判断し、ある程度落ち着いてくると胸、脂ぎって来るとお尻、太ももへと移動し

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年老いてくる頃には足首で判断するという。まあ僕の場合容姿を見て判断するのではなく、足の小指を舐めて性格で判断するので何とも言えないが一理あるかも。顔で判断しているうちはまだ青いという事か。足首で判断するようになったら恐らく引退も考えねばならないのだろう。まあ結論から言えば女性は顔じゃないよ、深キョン以外は。

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相渡隧道内部は意外にも凹凸の箇所が残っていて、それも価値を高めている。制限標識にトラ塗りの制限バーまで設置され、過積載の大型車でも引っ掛かったのだろうか?19943月相渡トンネルが完成するまではこの相渡隧道が主要県道として機能していた訳で、遠い昔の話でもなくこの光景からは当時の苦労がひしひしと伝わってきた。

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