ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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高浜隧道

 

高浜隧道の取扱説明書

行合隧道と連続する旧国道の遺構である高浜隧道は平凡なコンクリ隧道もそれは改修後の姿であり本来はレンガ隧道であったはず。リングアーチのみしか過去の痕跡は見る事ができず、残念だが評価もそれなりにならざるを得ない。現在も旧道は使われていて今後も塞がれる事はないだろう。

 

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ここサンセットラインに高浜トンネルと一連のバイパス区間が完成し行合隧道と共に旧道化したのが高浜隧道だ。バイパスの完成により二つの旧国道隧道が同時に誕生した訳だが新トンネルはひとつで、名称には高浜を冠した。旧道となった今でもそれなりに交通量はある。というのも連続する行合隧道と高浜隧道の間に交差点があり、そこからは十三仏公園があるからだ。

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また公園があるというだけでなく海沿いルートとして港町へと通じている事から、そちらの方が都合がいいという住人もいるはずだ。旧国道と海沿いルートは昔から存在していたが新たに国道バイパスが開通した事で交通量は用途に応じてうまく分散したようだ。おかげでバイパスだけが交通量が多いという事もなく、現場の状況を見る限りまんべんなくどれも

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利用されているようである。現道から離れた旧道は90度右へと曲がり行合隧道を抜ける。行合隧道を抜けると再び90度左に曲がるとすぐに高浜隧道となり、行合高浜の両隧道の僅かな隙間が交差点となっていて、行合隧道を抜け直進する道が海沿いルートである。かつてはこの交差点が国道と一般道の交差点であった訳だ。信号機もないし青看がある訳でもなく

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停止線があるだけの小さな交差点で、しかも国道よりも一般道の方が幅員が広いものだから、過去を知らない者が初めてここへ訪れたら、行合隧道を抜けそのまま直進してしまっても何等不思議はない。高浜隧道は行合隧道と同時に完成したものだと思われ、その形状もくりそつだ。現状はコンクリ隧道であり、笠石、扁額、リングアーチとパッと見平凡である。

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しかし行合隧道と同じくリングアーチに薄っすらとレンガの跡が見えるのだ。行合隧道のようにはっきりとは見える訳ではなく近付いて僅かに確認できる程度であるが、高浜隧道が竣工当初レンガ隧道であった事は間違いない。それがどの程度のレベルであったのか現状からは想像が出来ない程回収されてしまい、行合隧道も同時に成されたはずだ。せめて二つ合わせて

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四面ある坑門の内一つでも原型と留めていればと思うと残念でならない。改修された現状の行合、高浜両隧道は断面が貝殻のような形状をしていて珍しさにへぇ〜と思ったが、かつて貝殻を装着し世間をあっと言わせたのが武田久美子である。ホタテの貝殻を装着した姿は実に新鮮で、これをヒントにORRでは温泉で女性に味付けのり装着を義務付けるようになった程

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絶大な影響力であった。しかし当時僕はまだ甘いとさえ思った。確かに貝殻を装着するという発想はそれまで無かったと思うし奇抜なアイデアに度肝を抜かれた人も多いはず。しかしあと一歩足りなかったと思う。それは貝殻の選択ミスだ。ではムール貝かそれともはまぐりか?みんな分かってないな〜ほんと分かってない。しじみに決まってるでしょーが!

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