ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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三森隧道

 

三森隧道の取扱説明書

一度は封鎖された三森隧道だが現在は工事車両が通行する為に開放されている。このまま一般開放するのかどうかは全く分からないが旧道が崩壊しつつある現状では再び封鎖される可能性もある。

 

三森隧道

道路遺構の調査発掘専門サイト:ORRの道路調査報告書

鞍部がそれほど遠くなく近代工法を用いれば巨大な切り通しとなった可能性もある三森峠。その直下にぽっかりと開く三森隧道の真横には峠の茶屋が存在する。全国至る所で廃ドライブインを見かける昨今だが、ここもそんな感じの店で峠の茶屋と呼ぶには近代的過ぎる設備でしっくり来ない。また1本の大きな松の木が印象的だが

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空前のスケールで贈る道路大全:ORRの道路調査報告書

これで木造のいかにもといった感じの茶屋であったなら周囲の風景にもマッチし流行ったかも知れない。廃されてどれほど経ったのかは分からないがオープンテラスの部分は壊滅状態である。日当たり良好で、ここからの眺めも充分堪能でき、もし旧道が復活するならばレトロ調の木造の茶屋でも建て直せばヒットするかも

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お探しの道路がきっと見つかる:ORRの道路調査報告書

三森隧道手前には封鎖していたであろうガードレールの一部が残っているが現在は四輪が通過可能な状況になっている。隧道手前の広場には簡易工事事務所が設置されており、当然工事関係車両が三森隧道を利用している。つまり三森隧道は現役である訳だ。三森峠旧道はこれ以上の決壊を防ぐ為に土嚢を積んだ箇所もあるし

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羅針盤、それは地図とカーナビとORRの道路調査報告書

崩れてきた土砂を退かしてある箇所もあった。但し決定的な崩壊箇所は手付かずのままであり今後どのような措置が取られるのか現状からは全く判断がつかない。工事車両も三森隧道を抜けている事から茶屋側はこのまま廃される可能性は充分に考えられる。三森隧道はコンクリで出来たこれといった特徴はない。

三森隧道

www.henari1.jp ORRの道路調査報告書

もし三森峠に三森トンネルがなく三森隧道が現役であったならば間違いなく取材対象には成り得ないだろう。特異な道路には属さない普通のトンネルである。隧道と呼ぶのはおかしい程しっかりとした内部構造であり旧道区間が崩壊し車両が通行した道の痕跡が完全に消滅した後も三森隧道だけはいつまでも残りそうな勢いである。

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ヘナリワンドットジェイピー ORRの道路調査報告書

内部は普通車同士の離合がギリギリガールズであり、離合の際多少の擦り位は覚悟が必須の三森隧道は三擦り隧道と呼ばれ恐れられていた可能性も否定できない。こちら側の坑門も反対側と同じ造りで注目に値するものは何もない。ただ昭和の遺構としては申し分なく、もう少し時が経ち近現代史が注目の対象となり昭和という

三森隧道

ビストロORR(日刊ORRへの御案内)

時代にスポットが当たるような事があれば三森隧道のような極ありふれた坑門も昭和を代表する隧道として注目される日がいつかやってくるのかも知れません。

三森峠3進む

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