ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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七里沢隧道(3)

★★★★

 

七里沢隧道の取扱説明書

恐らく日本の道路隧道では唯一と思われるテボネルが見れる隧道である。単独での潜入にはかなりの覚悟を必要とするが、これから隧道探索をしていく者にとっての重要な登竜門となるに違いない。果たしてヘナリワンはここを単独で攻略できるのか?謎のテボネルの正体とはいったいいかなるモノなのだろうか?

 

七里沢隧道3-1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

中盤の鉄骨区間を過ぎると再び生粋のテボッチャーとなった。路面は前半の水溜りから中盤辺りでは随分と引いてはいるが半マディ状態であり油断はできない。周囲に巨大な岩の塊が転がっているが、落盤によるものか工事の際に人為的に発生したものかは分からない。但し路面中央部は走り易く内部はジムニークラスなら走破可能な

七里沢隧道3-2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

状態である。いよいよ出口が近づくにつれ坑口附近は完全なるコンクリで覆われていた。七里沢隧道の造りはトンネル→テボッチャー→テボネル→テボッチャー→トンネルとなっていた。テボッチャーに薄化粧とかトンネルとテボッチャーという組み合わせはよく見掛けるが、ここの売りはなんと言ってもテボネルである。

七里沢隧道3-3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

出口付近から今来た道を振り返るとここが明らかに合コン会場である事が分かる。ネルテボ紅鯨団のね。真夏の納涼大会と称して長椅子長テーブルに生ビールと枝豆を用意すればセッティングは完了。盛り上がるかどうかは別として生中継で見てみたい気もする。そしていよいよ待望の出口に到達した。果たして抜け出せるのか?

七里沢隧道4-1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

坑口付近の崩落は激しいが何とか強引に乗り上げヘナリワン遂に七里沢隧道を攻略!直撃したらバイクも一発でお釈迦となりそうな大岩が無数に転がっている危険な箇所で長居は無用だ。この分だとこちら側の坑口が土砂で埋まってしまうのも時間の問題かも知れない。通行止を意味する簡易ゲートも完全に吹き飛んでおり自然の

七里沢隧道5-1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

猛威の前ではあんまり意味のない設置であった。現状ではスコップなどを使って掘り下げる事なく強引に乗り上げて突破可能であるが、このまま放置しておけば完全閉経も無きにしも非ず。ここが閉経してしまうと迂回路が全くない事からこの道は寸断されてしまう。地図から抹消された道ならいざ知らず未だに市販の地図に堂々と

七里沢隧道3-6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

記載されているこの県道の放置プレーはいったいいつまで続くのだろうか?こちらの坑口は門柱、扁額といった装飾系が一切なく絶壁にぽっかりと開けられた穴は後年改修された事によりシャープさを増し不自然さこの上ない。この状態ならばごつい完全テボッチャーの方がマッチするだろう。考え様によってはこれから装飾される

七里沢隧道3-7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

という未完成のまま放置され工事途中の状態と仮定したならば、そんな中途半端な物件も珍しくそれはそれで貴重である事に違いない。さあいよいよ後半戦です。七里沢隧道を攻略したヘナリワンは最後まで辿り着く事はできるのだろうか!?

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