ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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道道592号湯里生田原停車場線

★★★

 

道道592号湯里生田原停車場線の取扱説明書

道道493号線の終点である瀬戸瀬温泉から始まる道道592号湯里生田原停車場線は、意外な形で砂利道が始まり、誰もが最初はかなり驚く線形をしていて、ネタとして上出来だと思う。

 

道道592号湯里生田原停車場線1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

たまには真昼間から温泉に入ってもいいですか?それも無料のじゃなくて旅館の日帰り入浴なんて贅沢な一時を過ごしてもいいですか?つー事で僕はとある温泉宿へやってきた訳さ。

そんなシチュエーションで始まるのが、道道592号湯里生田原停車場線の砂利道区間だ。

えっ?二車線の舗装路が途切れて旅館の敷地になってるって?

道道592号湯里生田原停車場線2/ORR

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そーなんです!

この道道は瀬戸瀬温泉の敷地で、一旦途切れてしまうのだ。それも道道のライン上で温泉が噴出しているものだから、開いた口が塞がらない。

ここを訪れたほとんどの車が、ローターリーでUターンしてしまうのではないだろうか。道道のど真ん中で湯煙が立っているのだから、初めて訪れる人は瀬戸瀬温泉で道が途切れていると思っちゃいまさぁね。

道道592号湯里生田原停車場線3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

申し訳なさそうに敷地内を通り、裏へ回ってやっとその先に砂利道が続いている事が確認できるのであって、舗装路からは全くその先へ続くはずの道道の姿は見えない。

旅館の女将に見つかって下手にいらっしゃいませー!とか言われても面倒だし、ここは一気に敷地内を走り去る必要がある。旅館の裏手に待つヘキサまで来ればもう安心だ。そこから先は砂利敷きの一本道が続く。

道道592号湯里生田原停車場線4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

今回は舗装路の道道493号奥瀬戸瀬戸瀬停車場線側から進入したので、瀬戸瀬温泉で道道592号湯里生田原停車場線に切り替わっているはずだが、瀬戸瀬温泉から砂利道に入ってしばらく進んだ地点に何故か道道493号のヘキサが立っている。

瀬戸瀬温泉には道道592号線のヘキサが設置されていたので、温泉から先の砂利道は道道592号線であるはずだが、重複区間があるとでも言うのだろうか?

道道592号湯里生田原停車場線5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

それともヘキサは道路番号を再編した際に撤去し忘れたものだろうか?謎である。

この道道はかなり緩い勾配で峠に至る。鞍部は巨大な切り通しで、大きく湾曲していて見通しは極めて不良だ。

但し幅員は有り余るほど広く、普通車同士の擦れ違いも楽勝で、峠に路駐していても問題がないほどである。

峠を含めて全体的に景観は全く望めないので過剰な期待は禁物だ。

道道592号湯里生田原停車場線6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

峠から下り始めてすぐに町界標識が現れ、隣町へ移動した事を知る。そこからは見通しの良い緩やかな下り道が続く。

途中には気付き難い支線林道が幾つか枝分かれしているが、その一つに林道派にはオススメする日影ニイタップ林道がある。但し案内表示等は一切無いので、フラットダートをいい事にぶっ飛ばしていると、分岐点を見逃してしまうだろう。

やがて急激に視界が開けると、緑一色の牧草地が視界に飛び込んでくる。

道道592号湯里生田原停車場線7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

そこが長い砂利道の終点である。舗装路へと切り替わるT字路、そこにはゲートが設置されている。道道592号湯里生田原停車場線のダート区間が冬期通行止である事の証だ。

全線路面はフラットで11.5車線の狭い山道ではあるが、交通量は極小につき現状で特に問題はないのだろう。舗装化の兆候も全く見られなかった。

因みに舗装路を直進する砂利道は、大山林道経由で抜ける切る事が出来る。

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