ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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県道3志度山川線(109)(5)

★★★

 

県道3志度山川線(109)の取扱説明書

徳島の内陸部から四国の玄関口である高松へと抜ける道は国道を始めグレードの異なる様々な県道が抜けていて、どの道を選択しようか迷うほどである。トンネルで一気に抜けるもよし、四国らしい狭路をチョイスするもよし。だがそこには1本だけババが用意されているのだ。何も知らずに主要県道という肩書きだけを信じ、この路線へと足を踏み入れたならば、高松に到着した頃あなたは強くて逞しい事業戦士ドボダムと化している事だろう。

 

県道3志度山川線(109峠)

道路遺構の調査発掘専門サイト:ORRの道路調査報告書

ある日爺さんより早くやってきた僕は、スクラップファイルを何気にパラパラとめくっていた。なんだかな〜。当時の素直な感想である。そこへいつもより少しだけ遅れてきた爺さんが、ファイルをめくっている僕に近付いてきてこう言った。「興味あるのかい?」普段から爺さんとは世間話はよくしていたが、ファイルに関する事は一切触れなかった。僕が興味を示さなかった事もあるし、

県道3志度山川線(109峠)

空前のスケールで贈る道路大全:ORRの道路調査報告書

爺さんからしてみれば、年齢からして孫のような存在の僕に、話をした所で何も分かるまいと思っていたに違いない。僕はただファイルの中身が何なのかという事に興味があるのであって、所詮面白くもない一般紙の記事である。その頃の僕といえば、新聞=スポーツ新聞であり、一般紙に目を通す事など考えられなかった。従って興味があるのは爺さんがどんな記事を掻き集めているのか、

県道3志度山川線(109峠)

お探しの道路がきっと見つかる:ORRの道路調査報告書

ただその一点に尽きる。僕は「ええ、まあ」と濁す形で返答したが、その時爺さんの口元が緩み、ニヤリとしたのを今でもハッキリと覚えている。その日の昼休みに、爺さんの口から衝撃的な話が飛び出すのだ。僕が経済というか、世の中全体の潮流を考えるスイッチが入る4時間前の出来事である。さて話を一旦現代へと戻そう。第一ヘアピンとあるからには第二、第三が待ち構えている

県道3志度山川線(109峠)

羅針盤、それは地図とカーナビとORRの道路調査報告書

事は当然である訳だが、その通りヘアピンコーナーの連続であった。それも砂利道である。瀬詰大橋からこんなガタボロ道になろうとは、いったい誰が想像できたであろうか。まるでヒルズ族から木造四畳半風呂無しトイレ共同アパートへと転落したような感じだ。このヘアピンはどこまで続くんだ?と思った矢先、それは何の予告もなく唐突に現れた。形状はヘアピンであるのだが、そこは

県道3志度山川線(109峠)

www.henari1.jp ORRの道路調査報告書

ヘアピンに直進路が付いた三叉路となっていた。そしてそこは単なる三叉路ではなく、これまでにないとても賑やかな分岐点であった。まず町名を示す白看に、通行不能と書かれた看板、トラ塗りの土嚢付き木製簡易ゲート、通行止の看板。パッと見ただけでも実に華やかである。さて看板には「この先4km」ではなく「ここから4km」となっている。つまり最初に見たこの先9km自動車通行

県道3志度山川線(109峠)

ヘナリワンドットジェイピー ORRの道路調査報告書

不能と書かれた白看の地点から9kmやって来たという事で、いよいよここから先が正念場という事らしい。ここまで来る途中も充分なインパクトを持っている主要県道であるが、この先にいったいどんなアトラクションが待ち受けているというのだろうか?ジャンプ台?それとも0.5車線の片輪走行セクション?想像するだけでおじさん先っぽが濡れてきちゃったよ。その前に一緒に驚いて

県道3志度山川線(109峠)

おはようからおやすみまでORRの道路調査報告書

もらわねばならない。なんとこの三叉路は峠なのだ。確かにここまで登り詰めてきて、急激に視界前方が開け、山をひとつ越した感じはする。そこには109峠と彫り込まれた巨大な石が置かれている。何なんだ、この石碑と意味不明な峠の名称は。109って事はヤマンバの仕業か?

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