ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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大分県道715号木田神崎線(3)

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大分県道715号木田神崎線の取扱説明書

長らく有料道路として使われてきた臼杵坂ノ市道路が無料化に伴い県道に指定されたのはつい最近の事だ。それにより御所峠を越していた県道は旧道と化した。臼杵坂ノ市道路の出来があまりにも良い為、通行料をケチって峠越えする車両もほとんど無く、現役時代から交通量極少の県道であった。ただでさえ交通量の少ない県道から何やら枝分かれする妙な県道の存在に気付いたのは世紀末も押し迫った夏の夕暮れ時であった。そこで僕はトンデモナイモノを目にする事となる。地図上では点線扱いとされる県道の真実の姿をとくとご覧あれ。

 

大分県道715号木田神崎線3-1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

遂に戸保ノ木の集落に突入した。目視で確認できる範囲には5軒の民家が点在している。しかし実際に機能していそうなものはたった1軒である。立派な電柱が通されているがゆえに、廃村ではないはずだ。その証拠に小さくではあるが畑が耕されている。とは言ってもかつて畑であった場所のほとんどは休耕田となり草ぼうぼうで、中には杉が植林され、かつての田んぼから用地

大分県道715号木田神崎線3-2/ORR

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転用となってるものも少なくなかった。他にもまだ使えそうな民家が1軒あるが、長らく不在のようで、現在はそこに住んでいないようであった。他3軒は完全な廃屋だ。廃村予備軍、僕はこの村に入った時、直感的にそう思った。県道は村の中心部を突くが、相変わらず離合不能の完全1車線路で、見るからに県道の常識を逸脱している。村内を流れる唯一の小川を跨ぐと、県道は約150度の

大分県道715号木田神崎線3-3/ORR

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急激なターンで、先の廃屋へと迫る。戸保ノ木の集落は直径200m程にすっぽり収まる小さな集落である。現存する家屋は5棟だが、昔はもっと多かったのかも知れない。集落の中心付近の薄暗い山の斜面には、かなり古い墓が所狭しと密集し、それはこの集落の住民の先祖代々の墓なのだろう。やはりこの県道はかなり古くから使われているようだ。しか〜し、県道を見てくれ、

大分県道715号木田神崎線3-4/ORR

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なんと民家の屋根が道路上まで突き出し、ただでさえクソ狭い完全1車線の県道の約半分を覆ってしまっているではないか!道交法上の問題はないのだろうか?しかも庭と県道の区別がほとんどつかず、県道上で子供達がメンコやベー駒で遊んでいても何等違和感がない。ここは列記とした現役の県道である。大丈夫なのか?いったいこの県道に何があったと言うのか?何故屋根は

大分県道715号木田神崎線3-5/ORR

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突き出した?てゆうかだな、突き出しの後はこの集落の外れにある最終家屋(廃屋)は、県道沿いギリギリ一杯まで迫る勢いで石垣を築いたものだから、ただでさえクソ狭い県道が0.8車線になっちゃってるよ。つきだしに続いてはよりきり、んで石垣に車体を擦るのを恐れてハンドルをちょっとでも切ろうものなら脱輪して二回転半の回転レシーブを余技なくされる。つきだし→よりきり→

大分県道715号木田神崎線3-6/ORR

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したてなげここはドスコイ県道か?戸保ノ木大障害を抜けると、とりあえず一旦状況は落ち着く。さてここまでの状況をトヨタが世界に誇るランドクルーザーにPIAAのルーフボックス装着車で突っ込んだ場合どうなるかを検証してみよう。まず戸保ノ木隧道でガリガリ君、次の切り通しもガリガリ君、まあここまではガリガリ君の棒に当り!と書いてあったようなものだ。問題はその先の

大分県道715号木田神崎線3-7/ORR

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戸保ノ木大障害にある。突き出した屋根瓦ごん蔵によりルーフボックスが破壊され脱落、突きデール石垣により三度目のガリガリ君に挑むも幅員の狭さに耐え切れず脱輪しお約束の回転レシーブを披露。しかしこれで泣いてもらっては困る。問題の点線区間はまだ始ってもいないのだ。

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