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北海道道１３６号夕張新得線（2） ★★★★★ |
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北海道道１３６号夕張新得線の取扱説明書 へなりに多大なる影響を与えた道、北海道道１３６号夕張新得線。この道を知らずして北の大地を語るなかれ。９６年荷物満載ソロでの通過、０１年荒れ狂う道道１３６内にてエンジン停止、屈辱の晩秋緊急ビバーク。テントもない、シェラフもない、そして食料さえもない状況下で、気温は氷点下に達した。今にして思えば、生きて還れたのが不思議である。そして“北の国から２００２”での完全制圧。これは廃道突破に命を賭けた男達の記録である。
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR オフロードバイクの道産子ライダーに声をかけ道道１３６号線の現状を聞き出そうとするが答えは決まってこうだ。「通れないっしょ」つまり行った事はないが噂では通れないと聞いた事がある。こちらが求めている情報はほとんど手に入らなかった。道産子でさえ近づかない道。それが道道１３６号線の実態を物語っていた。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR たった1人2年以上前に2台のバイクで通過したという情報が手に入った。命からがら脱出したそうだが1人だったら死んでいたと。そう、あれは1996年の暑い夏だった。ヘナリワン1号と共に全国行脚の旅の途中の事である。単独で全国各地の強敵達を次々と制圧し陥落させていった。無敵艦隊と化したへなりは調子に乗って渡道する。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 勿論道道１３６号線もターゲットに入っていた。またひとつへなりコレクションに強烈な道が追加される。簡単に考えていた。若気の至りとはこの事を言うのだろう。何せ万世大路の両側が削がれ獣道程度の幅しか残っておらずどちらに落ちても二度と這い上がれない箇所を楽々ヘナリワン1号を通し楽勝とまで言いのけたのだから。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 当時のへなりは通り抜け出来ないという言葉に血騒ぎ肉踊る挑戦状としか聞こえなかった。行けぬなら行ってみせようホトトギス。難関を次々と攻略していく様は正にゲーム感覚である。難易度が高ければ高い程燃える。これはバーチャルでも現実でも変りはない。ただ現実のゲームとして得たものは血となり肉となり後のサバイバル戦において大いに役立つ事となる。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 事前情報なしで挑んだ道道１３６号線は強烈なインパクトを持っていた。前後の廃道区間もさる事ながら削られた激坂と川渡りはこれまで見た事のない強烈なものであった。偶然にも川渡りは1発クリアし命からがら抜けきった。廃道を単独で突破する人は分ると思うが恐怖のあまり撮影する余裕がない。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 1996年当時あまりの恐怖に道道１３６号線の全行程の撮影枚数は十数枚に留まっている。それだけ怖かったという事である。これが2人なら話は別である。1人と2人では雲泥の差がある。1人に何かあってももう1人が助けるなり救助を求めに行くなりできる。単独では何かあった場合誰にも頼る事はできない。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 当時心臓に毛が生えていたへなりも近年ではかなり落ち着いてきてはいる。だが2001年再訪時単独ではないにもかかわらず道道１３６号線に閉じ込められるという前代未聞の失態を演じてしまう。その事は後に述べるがまずは通り抜けできないと言われる所以をご覧頂こう。 |
