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休峠（３） ★★★ |
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休峠の前説 人の手を離れ管理されなくなった道路は、通常お荷物扱いとされ、またそこを通る者は変わり者というか、下手すると軽犯罪者として祭り上げられる可能性さえあり、様々な意味においてリスキーロードである廃道。だが時として廃道突破が歓迎される事もあるのだ。珍しい事ではあるが、休峠は我々のような探索者にとって、大手を奮って本領発揮できる数少ない貴重な物件であり、ここへ来たならば周りの目など気にせず、心行くまで薮の大海原を堪能するがいい。
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 猛烈な薮とそうでない区間が交互に現れ、落ち着けないったらありゃしない。これならばいっそうの事ずっと激薮が続いていた方がまだ良い。人為的に刈り払いされた訳ではないが、車1台分の空間が確保されている場所が多々あり、何とも中途半端な廃道だ。はっきり言ってこの区間の評価だけならば星ひとつだ。流石のマチャアキも星ひとつでは落胆する事だろう。しかしこれは仕方がないのだ。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 独断と偏見ではあるが、経験から導き出された正当な評価なのだから。とりあえずこの旧道の駄目出しをしてみよう。まず危険な箇所が全く無い。リスクがあるからこそ突破のし甲斐もあるのだが、崩落や決壊もなければ、倒木や路面が深く抉られているような箇所も皆無なのだ。そこにあるのは薮のみと言っても過言ではない。廃道としては超の付く初級コースであり、場を盛り上げるはずの薮でさえ、ただ単にうっとうしいだけである。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 何故にこんなぬるま湯走行になってしまうのだろうか？その答えはもうしばらく進んだ先にある。単車1台がやっとというような狭い場所は皆無で、狭く見える箇所は単に植生が部分的に著しいだけであり、本気で刈り払いしてしまえば快適な道路が姿を現すはずだ。そう言えばおいちゃん達が言っていた。あんたみたいなのがもっと沢山このような道を通ってくれれば、こんなんならなくて済んだのにと。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR おいちゃん達の話に寄れば、現道の分岐から作業現場までは、自分達でせっせと道を開拓したのだと言う。おいちゃん達が再びこの道に手を入れるまで、この旧道は完全に死んでいたそうだ。僕が最初に林道かと思ったこの道は、途中までおいちゃん達が自力で復活させた訳だ。恐らくダンプ松本とブル中野を総動員して切り拓いたであろう事は想像に難くない。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 勿論必要な区間のみ切り拓いた訳で、現場より先の区間は全くの手付かずである。もしおいちゃん達がこの道を切り拓かなければ、起点からこのような状態が続いていた訳だ。もしのっけからこのような廃道であったならば果たして突っ込めたかどうかは疑問だ。おいちゃん達の手によって廃道本来の面白さは半減したかも知れない。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR しかしおいちゃん達のお陰で決定的な場面が修繕された可能性もあるのだ。ここは素直においちゃん達に感謝するべきだろう。そしてお世話になった事への感謝の言葉を、この場を借りて述べたいと思う。ありがとう愛ちゃん(飯島)！愛ちゃんじゃなくておいちゃん達でさえどうなっているのか分からないと言ったこの旧道が、遂にその本性を現した。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 薮漕ぎ区間を抜けると路面にはアスファルトが姿を現したのだ。法面は立派なコンクリの落石防護壁が。そうか、そう言う事だったのか。ここへ来てやっとぬるま湯走行の謎が解けた。せっせと薮を漕いできた旧道、その路面はダートではなくアスファルトだったからなのだ！ 休峠４へ進む 休峠２へ戻る |
