ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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雁股峠(6)

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雁股峠の取扱説明書

それでは本日の授業を始めま〜す。みんな教科書6ページを開けて〜。えっ、持ってない?嘘だろ。教科書持ってこんと授業にならんよ。ったく何考えてんの。いい加減にしないとチョーク投げるぞリンコのプー。問題の教科書であるが、そこにはあたかも一般車両が通行可能の如く記載されている。しかも2005年改訂版では恐ろしい程鮮明に描写され、雁股峠を越えようとルートに組み込む輩も現れるだろう。そのままでは死傷者及び遭難者続出につき、危機感を覚えた県警、土木事務所と連携し脳内協議した結果、ORRで真実の姿を世に公表する事と相成った。これで一人でも多くの生命が救われれば幸いである。

 

雁股峠

道路遺構の調査発掘専門サイト:ORRの道路調査報告書

遂に地域住民及び、雁股峠を常用的に利用する者達の悲願である大入隧道が開通する。城下町中津では早くもその一報が届き、号外として広く一般に知れ渡り、衆目の的となる。そりゃそうだ、登山道のような峠道が当たり前の時代に馬車に対応した道が完成した訳だから、歩いて越えるにしてもむちゃくちゃ安心して楽に越えられる訳で、人々が注目しないはずがない。

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空前のスケールで贈る道路大全:ORRの道路調査報告書

現代でも峠直下にトンネルが突かれれば、町は大騒ぎさ!そう、あの時も盛大に開通式典は行われた。雁股峠新時代の幕開けである。人々はこぞって雁股峠を目指した。それは雁股ネバーランドの築城時代を遥かに上回る動員数で、直接人々の暮らしに関わりがあるだけに、その関心も高く、自身の眼でどれだけ素晴らしい道が完成したのか見るまでは落ち着かず、逸る気持ちを

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お探しの道路がきっと見つかる:ORRの道路調査報告書

抑え、大衆は峠の隧道へと足を延ばした。当地では青の洞門を筆頭に、既に幾つかの隧道が人々の暮らしに直接関わっており、トンネルで抜けるという概念は特別なものではない。むしろ経験値から比較さえ可能なほどこの地では隧道が当たり前となっていた。雁股峠手前の広場に続々と集まる大衆は今か今かとその時を待っていた。白地には赤い丸の所謂ニッポンチャチャ

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羅針盤、それは地図とカーナビとORRの道路調査報告書

チャ・ウッ仕様の垂れ幕によって坑門は覆い隠され、お偉方のテープカットと同時に幕が落とされる仕組みになっていた。この地域にしては後発の隧道である。しかも雁股ネバーランド時代から続く歴史ある主要路線だ。当然人々の期待は膨らむ一方である。しかしその出来は民衆の期待を遥かに裏切る一切の装飾もないばかりか、内部は大きく屈曲したトンデモナイ代物である。

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www.henari1.jp ORRの道路調査報告書

これを見せればどうなるかは想像に難くない。下手すると一揆も起きかねない。んでもって上層部は考えた。幕引き装置が壊れたという理由で、本日はお引取り願おうと。そうして式典の日程を曖昧なまま先延ばしして時間稼ぎをしている間に屈曲部を突貫工事にて修正しようという算段だ。勿論民衆を手ぶらで帰す訳にもいかず、お土産も用意していた。計算上はそれでうまく

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ヘナリワンドットジェイピー ORRの道路調査報告書

いくはずであった。ところが、まさかこの日雁股峠にあの親子が来ていようとは誰が想像できたであろうか。ひとひとぴっちゃん、ひとぴっちゃん、ひ〜とぴっちゃん。子連れ狼である。土木事務所側は総出で人垣を作り、群衆を容易に垂れ幕へ近づけさせやしなかった。ガードは完璧であった。しかし乳母車の中の大五郎までは目が届かなかった。大五郎は乳母車の中で体を

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おはようからおやすみまでORRの道路調査報告書

前後に大きく揺さぶる。すると乳母車は気付かぬ程低スピードで前進を始める。恐るべし推進システム。お偉方のスピーチが続く中、ジリジリと垂れ幕に近づくパッと見無人探索機。遂に大五郎の乳母車は幕下に達した。乳母車の中から伸びた手が幕に掛かり、強く引いた。ちゃんっ!

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