ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)(1)

★★★

 

三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)の取扱説明書

過去数年においてORRが当路線に監視の目をピカらせてきた訳だが、今もって現状復帰しないばかりか、年々荒廃の一途を辿り、もはや復旧の見込みは無いとの判断に至り、今ここに公開する運びとなった。但しそれは確定ではなく、いつの日か一般車が通行可能となる日が来るやも知れぬ。その時は当報告書がアーカイブとして機能する事になるだろう。いずれにしても月山周辺のラビリンス第一弾に相応しい謎多き町道の完全解明にORRが挑む!

 

三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)1-1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

町道沢口勝生線、何やら聞きなれぬ名称の当路線であるが、ORRの監視下に組み込まれたのは1996年であるからして、結構な歳月が流れた事になる。以後年1回以上は視察に訪れ、町道の様子を窺ってきた訳だが、とうとう今の今までまったく手を付けられる様子は無かった。正確に申せば、工事を施工している事もあった。一般車両が通った形跡も確認できた。

三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)1-2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

しかしそれは全て核心部分を除いての事で、この道が恒久的に通り抜け出来ない道とされるのが一般的な見解であり、それでまかり通っている。僕も全く同意見である。しかし何故通り抜けられないのか?どこがどうなっているのか?問題の核心に触れられる事は極めて稀だ。僕はやまだかつて町道沢口勝生線の核心部分に触れた情報を見た事もなければ

三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)1-3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

聞いた事もない。最も、抜けられないとされている以上、無駄なピストン走行をする輩もほとんどいないのだろう。かくてこの道は話題になる事もなくひっそりと今に至っている。しかし極一部のマニアにとっては非常に気になる路線である事は確かである。愛染峠、ぶな峠、地蔵峠と続く百名山にも選定されている主峰朝日岳を取り巻く、かつての

三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)1-4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

ロングダート群は近年開発が著しく、今では見る影もないが、その近隣において国道のシーラカンスR458十部一峠が孤軍奮闘し、未舗装路として最後の砦を守っているこの界隈において、残された未舗装路を求めてやっきになっている輩が、地図上からも恐らくロングダートであると予測できる町道沢口勝生線に気付かない訳がない。しかも峠を越えているのだから

三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)1-5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

尚更だ。しかし聞けば口を揃えて皆通り抜けは出来ないと言う。なんでだろう〜なんでだろう〜なんでだなんでだろう〜ジャジャジャジャ、海の中の昆布はダシが出ないのなんでだろう〜なんでだろう〜なんでだなんでだろう〜ジャ・ジャ・ジャ♪だいたいの理由はこれで分かってもらえたと思うが、要はこういう事だ。マイナー路線である当路線を全容解明した

三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)1-6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

ところで何の意味も持たないと。確かに通り抜けできないと分かっていながら、古くからある街道筋でもなければ、旧道でもない単なる通行不能である町道に食指が動くはずもなく、行くだけ無駄と言える。人は総じてメジャー物件へと走りたがる。その気持ちは充分過ぎる程理解できる。大物物件もそれなりに面白いのだが、僕はこのようなマイナー物件こそ

三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)1-7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

燃えるのである。何故か?それは人々が関心を示さないという希少性に価値を見出しているからかも知れない。スポットライトなど決して当たらないこのようなマイナー路線こそ僕の最良のステージと成り得るのだ。最終集落へと抜ける二股を左へと舵を取ればいよいよミステリアスゾーンの始まりだ。

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