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三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)（３） ★★★ |
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三本杉峠(朝日大江町道沢口勝生線)の取扱説明書 過去数年においてORRが当路線に監視の目をピカらせてきた訳だが、今もって現状復帰しないばかりか、年々荒廃の一途を辿り、もはや復旧の見込みは無いとの判断に至り、今ここに公開する運びとなった。但しそれは確定ではなく、いつの日か一般車が通行可能となる日が来るやも知れぬ。その時は当報告書がアーカイブとして機能する事になるだろう。いずれにしても月山周辺のラビリンス第一弾に相応しい謎多き町道の完全解明にORRが挑む！
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR さて、勝手に逝っちゃった人はほっといて状況説明をさせて頂こう。町道を分断する崩落現場にはビニールシートが広範囲に渡り設置されている。僕がこの現場を初めて訪れた時点では、まだビニールシートがつい先程張り終えたと言わんばかりに青々とした新品同様の状態で、隙間なく決壊箇所のほぼ全てを覆い尽くしており、この道をそう容易く手放しは |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR しないという強い意思が感じられ、それはすぐに復旧されるものと思っていた。一時的な処方箋とは言え、その丁寧な施工に対し素直に突破を断念した。また次回訪問した際にはこの欠損部分も見違える様に補修されているに違いない。現場の状況を一通り視察し、修復は想像以上に容易であり、工期もそれほど長くはかからないだろうと結論付けた。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR しかし、蓋を開けて見れば翌年も、翌々年もこの現場に動きは見られなかった。当初みずみずしくテカっていたビニールシートも年を追う毎に次第に色褪せてゆき、とうとう剥がれて落ちている部分も見られるようになった。一体何があったのだろうか？当初あれだけヤル気が感じられた施工から一転して今では完全な放置プレイ、予算が下りなかったのか？ |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR ズタボロになったビニールシートを目にし、もはや当路線に復旧の見込みは無いと判断した。やはりビニールシートでは豪雪地帯の冬を乗り切るには荷が重過ぎたか。切り裂かれたビニールシートの間に所々地肌が露出し、それは雨を雪を多量に吸い込み、いつ完全に崩れ去ってもおかしくはない状態にあった。町道は完全に見捨てられた。ならば問答無用 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR ORRがここに轍を刻み込み、この町道がまだ生きている、道路として機能している事を証明しようではないか。完全に欠損している部分は極一部で、全体的には50m程地盤沈下しているのだ。問題は最大で2m程壁のようになっている対岸をどうクリアするかにかかっていた。幸い短くも助走距離が保たれている。スタンバるロリエワン、スリー・トゥー・ワン・ウザイル発射！ |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 勢い良く加速したロリエワンは見事山形の壁を撃破、後輪が最後空転しそうになった時、ロリエさんの「キャッ！」と発したのを僕は見逃さなかった。この一連のウザイル発射実験を衛星から監視していたNASAから、ORR事務局に「商売繁盛、いつもニコニコ現金収入！」と祝電が届いていた事は言うまでもない。一見何でもなく通過したように見えるが、 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 粘土質のような地層で、上り途中少しでも減速しようものならズルズルと滑り落ち、何度もトライする事により路面が削られ次第にタイヤの溝が路面を噛まなくなるという蟻地獄と化すので、パワー勝負の一発クリアは必須だ。再び現れたダブルトラック、我々は一路三本杉峠を目指した。 三本杉峠４へ進む 三本杉峠２へ戻る |
