ドライブ&ツーリングのネタ帳 www.henari1.jp ORRの道路調査報告書 ODA ROAD RESEARCH 〜ツーリングマップルで訪ねる万の峠と億の道〜 |
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鵬雲洞(2) ★★★★★ |
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◆鵬雲洞2−1:トンネル&公園の非日常的な光景 洞内は二種類の照明が煌々と燈り、昼夜を問わず歩行者の安全を確保している。その内壁にはレンガの一枚も無く、表層は全て滑らかなコンクリートによって覆われている。 昭和から平成の施工を想像させるアスファルトと内壁の処理、いかにも明治から大正を彷彿とさせる古風な坑門、両者の工法には半世紀以上の隔たりがあるように思う。 その大きな隔たりを解消するのが、鵬雲洞の二次利用における路線廃止後の大改修である。現役路線のリストから抹消された路は、そのまま歩道へ転用された。つまり鵬雲洞はズバリ |
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◆鵬雲洞2−2:十分な照明設備で安心の洞内 国道42号線の最古の隧道だ! 舐めるようにあらゆる角度からシャッターを切る僕を、不思議そうに眺める地域住民。彼等は何事もなかったかのように涼しい顔で鵬雲洞を潜り抜けてゆく。 あ〜なんて可哀想な人達なんだ 毎日チミ達が潜っているこのトンネルが、実はものっ凄い価値があるのだよ。近代土木遺産として相当な価値がね。それに気付かないなんて残念というほかない。 |
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◆鵬雲洞2−3:宮崎駿ワールドの坑門 公園のベンチで無知な地域住民を哀れに思いながら、一人おりぎりをパクつく僕を見て、実は彼等も全く同じ風に思っていたに違いない。 このみすぼらしいオッサン、失業して就職先も見付からず、残された僅かな財産(数百円所持と見積)で、当てのない旅をしているのだろうな〜可哀想に。 ま〜そこはお互い様って事で! という事はだよ、僕がおにぎりをパクついていた公園そのものが、かつての国道って事になっちゃうのですが、もしもそれが本当なら凄い変わり様ですな! |
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◆鵬雲洞2−4:沿道は植樹され公園として成立 更にベンチやテーブルのみならず、滑り台やブランコまで用意して頂いて、ハッキリ言わせて頂きますが、これだけで おじさん一人で半日は遊べます! 勿論公共の滑り台はみんなの物ですが、みんなの物は僕のもの、僕の物は僕の物 のジャイアン理論にて、ブランコ及び滑り台は占拠致します。 ですのでおじさんそこ退いてよ!と言われましても、滑り台の中ほどに居座り、断固として譲りません。そんな大人気ない行動に走らせるのも、僕を虜にした鵬雲洞のせいであります。 |
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◆鵬雲洞2−5:木陰で息を潜める明治洞門 そうは申しましても、予定通り30分後に通報を受けた和歌山県警が現場に到着、中島みゆきの世情をバックに、無事連行されて行く訳ですが、俺達は腐ったみかんじゃね〜! と捨てゼリフを吐いてみたところで、情状酌量の余地はなく、丹波氏がスピード違反で捕まった際に放った 俺がGメンの丹波だ! が無効であったのと同様に、俺がORRのへなりだ!と威張り腐ったところで、何の効果もありません。むしろORRってなんだ?という所から厳しい取調べが始まります。 |
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◆鵬雲洞2−6:現国道へ吸収される通路 最初はORRとはODA ROAD RESEARCHの略で、ODA=政府開発援助がどうたらこうたらと説明し始めますが、そのうち辻褄が合わなくなってきて、当然どもってきます。 ドモラーと化したへなりは、尚も必死に弁明を続けます。んが、次第に咬んできます。その咬みっぷり次第ではJ-waveのGOOD MORNING TOKYOをジョンカビラ氏の後任として、わたくし ジョンカミラ が引き受けざるを得ず、まさかそのようなオファーが来るだなんて夢にも思ってませんで、正直言って私動揺を隠せません。ラジオパーソナリティーのお仕事が突然舞い込んで来るなんて、私ビツクリでございます! |
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◆鵬雲洞2−7:明治・大正・昭和・平成と四世代が並ぶ とまあ、そこで目が覚めた訳ですが、鵬雲洞に設置されたベンチでは、なかなかいい夢が見られるようです。 以上、凄惨な現場から 東海林がお伝えしました! PS:後にこの歩道が元路面電車であるとのご指摘を読者諸氏から頂き、残念ながらDJの話は御破算となりました。 鵬雲洞/明治44年竣工 昭和46年まで南海電鉄和歌山市内軌道線として供用 以後歩行者専用トンネルとして今に至る 鵬雲洞(1)へ戻る |
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