ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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吹上明治隧道(1)

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吹上明治隧道の取扱説明書

都心から西に向かい限りなく埼玉に近い山奥にそれは静かに眠っている。近年マスコミやネット上でも良からぬ分野で取り上げられ、それにある事ない事尾ひれが付いて、あっちの世界ではすっかり市民権を得てしまった吹上峠に突かれた初代の隧道、それが明治の吹上隧道である。その名は今やあっちの世界では全国区であり、夏になると招かれざる客いわゆる蚊族が後を絶たない。そんなホームメイド蚊族の聖地吹上明治隧道にホームメイド裸族が季節外れの調査に赴いた。

 

吹上明治隧道

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

僕もね、栗子隧道でまさかまさかの閉経にぶち当たった時には、我が目を疑ったし信じたくはなかったさ。それは駅前に置いてあったチャリが盗まれているのに、置いたはずの場所から完全に消え去っている事を理解しているにもかかわらず、あれ〜どこ置いたっけか?と現実をなかなか受け入れられない状況はよ〜く分かる。しかし世の中にはどうにもならん事が沢山ある訳で、まだ若い

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ライムにはそれが分からんだろうが、いつかは目の前の現実を受け入れねばならぬ時が必ずやってくるのじゃ。それが早いか遅いかだけの違いであって、口から生まれてきたのではないかと思われるビッグマウスの亀田興毅君も、いつかはボコボコにやられてリングに沈む日が必ずやってくるのじゃ。ディープインパクトさえもいつかは土が付く日が必ずやってくる。その悪夢を払拭には

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これしかない。絶頂期での早期引退じゃ。分かり易く言えばイク手前で抜けという事じゃ。引退時期さえ間違わなければ、それは伝説と化す。分かり易く言えば早めに抜いておけば安心よという事じゃ。わしも栗子隧道に出会う前にこの世界から足を洗っていれば廃道伝説として後世まで自慢話として語れたのかも知れん。だが引き際を誤ったが為に、その後はホハレ峠に清水峠、谷隧道に

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軽岡隧道と次々と強敵が現れ、もう踏んだり蹴ったりのボロ雑巾状態ですわ。最近では閉経隧道というだけで坑門拝んで即撤退、どれだけ素早くその場から立ち去るかが勝負とか訳の分からん錯乱状態に陥り、精神科へ駆け込めば医者からは末期ですねお大事にと見放される始末。だから悪い事は言わん。見なかった事にするから今日でこの世界から足を洗うのじゃライムよ、と振り向くと

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そこに彼の姿はなかった。とっくの昔に彼は暗闇の彼方へと消え去っていたのだ。なんという事だろう、これまで唯の一度も開いていた事のない扉がこの日に限って開いているではないか!正確に申せば何者かの手によって破壊されている訳だが、それを修繕しに来ない市も市だという事で、これは滅多にないチャンスである。ご覧のように吹上げ明治隧道の坑門は完全封鎖ではない。

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内部へ潜入しようと思えば柵を乗り越える事も可能だ。だが車両を通す事によって、かつてそこが車道であった事実を証明する事を身上とする我々は、車両で入れない以上これまで吹上明治隧道内部へ潜入する事はなかった。従って金網越しから見える範囲のものしか把握しておらず、内壁は全面コンクリで改修されてしまっているものとばかり思っていた。しかし見てくれ、なんと中央付近は

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オールレンガ巻きだ。白化が進んでいるようだが大きな損傷はない。全てが改修されていた訳ではなかったのだ。これだけでも充分なインパクトがあったが更に進むとなんとなんとテボッチャーだよおっかさん。それも薄化粧されていないすっぴんである。削り出し当初の姿で今に至るとは驚きである。

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