ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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吹上明治隧道(2)

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吹上明治隧道の取扱説明書

都心から西に向かい限りなく埼玉に近い山奥にそれは静かに眠っている。近年マスコミやネット上でも良からぬ分野で取り上げられ、それにある事ない事尾ひれが付いて、あっちの世界ではすっかり市民権を得てしまった吹上峠に突かれた初代の隧道、それが明治の吹上隧道である。その名は今やあっちの世界では全国区であり、夏になると招かれざる客いわゆる蚊族が後を絶たない。そんなホームメイド蚊族の聖地吹上明治隧道にホームメイド裸族が季節外れの調査に赴いた。

 

吹上明治隧道

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遂に我々は反対側の坑口までやってきた。車両による内部通過は叶わないと諦めていた物件だけに、感慨はひとしおである。坑門の周りを囲む竹林から隧道内部に木漏れ日が差し込み、それがおいでおいでと誘うも、簡易フェンスが邪魔をする。まるで二人を切り裂く0.02mの壁のようだ。何とかならんのかこのムードンコフェンスは!あれ?そういえばライムワンの姿がない。もしや・・・。

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勝手にしやがれ吹上バージョンをどうぞ!

柵際に単車を寄せて

本気で悩んでる

やっぱりお前は出て行くんだな

 

完璧な施錠じゃないと

無い知恵掻き集め

あらゆる手段を講じてみせる

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扉開いたら坑口を抜けるがいい

帰る時にはきちんと閉めなよ〜

 

せめて少しはチェックした方がいいぜ

予算が無いのかな?ほっといてくれ()

嗚呼 嗚呼 嗚呼あ〜 あああ

嗚呼 嗚呼 嗚呼あ〜

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闘いは終わった。貫通だ。ホームメイド蚊族か熱狂的なマニアの仕業か、はたまた我々のように車両による突破を目的とした者の手によってか、フェンスは破壊され施錠もされておらず、両面供に開放されていた。鉄柵による封鎖でない以上、この程度の簡易フェンスなら、素人でも破壊は可能だ。それに一般的な施錠ではピッキングにより簡単に開けられてしまう。そうなると最後の切り札

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としてバイオメトリクスを導入するしかない。指紋か網膜か静脈か、はたまたDNA認証か。予め登録しておいた関係者しか入れない生体承認システムと極太の鉄格子。この組み合わせで廃隧道を保護するとしたら、世界広しと言えども東京くらいしか考えられない。セキュリティを強化しなければならない世界というのも何だか寂しい限りであるが、私的にはフェンスを取り外して終日全面通行可、

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監視カメラを複数設置し、24時間体制で監視。スプレーで落書きなどの不届き者を発見した場合は即警察に通報。警察が現場に到着するまでの間時間稼ぎとして、予め隧道内部中央付近に仕掛けておいたミラーボールを遠隔操作により作動させる。意表を付く展開に十中八九彼等は回り続けるミラーボールをチェックしに隧道内中央付近に向かうだろう。何も知らない彼等は天井を見上げる。

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そこで予めレンガの内側に仕掛けておいたドラム缶2本分の糞尿を投下。と同時に人間の限界値とされる130デシベルの大音響を流す。逃げ惑う不届き者。しかし両坑口は自動的に上下開閉式鉄格子により既に封鎖。ほどなくして現場にパトカーが到着するという優れたシステムが作動する。

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