ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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川原隧道(3)

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川原隧道の取扱説明書

昭和初期、大正、明治と様々な時代の隧道を調査してきたが遂に江戸時代の隧道の登場である。しかも単なる手掘りではない。日本土木史上稀に見る貴重な物件である川原隧道とはいったいいかなるものなのだろうか?

 

川原隧道3-1/ORR

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遠目から見てもテボッチャーでない事は明らかであった。旭隧道然り中山隧道然り昭和になってもテボッチャーが存在しているにもかかわらずここ日田玖珠往還という超マイナー古街道に石組みの現役隧道があったとは!しかも

江戸時代1・2・3・ダー!

川原隧道3-2/ORR

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これを

江戸ッチャー

と言わずして何と言う?

エド山口氏も驚愕の事実に実の弟モト冬樹氏も鼻息が荒い。モト冬樹氏率いるビジーフォーにウガンダ・トラ氏が結成当初いた事はあまり知られていない事実である。

川原隧道3-3/ORR

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もう一人忘れてはならないのがいたっけしまだ氏である。人々の脳裏からすっかり忘れ去られてしまったいたっけしまだ氏には哀愁漂う古い峠と被ってしまうと感じるのは我々だけではあるまい。そう言えば最近当サイトにすっかり登場しなくなったロリエさんだが、今日から僕の独断と偏見で

いたっけロリエ

に改名する事とする。

川原隧道3-4/ORR

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話が脱線島倉千代子だがそろそろ本題に入ろう。地面からの組み上げられた頭大の石は通常有り得るパターンだが上部が丸みを帯びていない長方形の石が斜めに組み合わされているのが最大の特徴で明治になってから造られたレンガ及び石組みの隧道は皆上部が丸みを帯びており、この違いこそが江戸と明治の違いなのだろうか?

川原隧道3-5/ORR

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扁額こそないものの門柱は備わっており現在の隧道・トンネルのルーツがここ川原隧道にあると言えるのではあるまいか。竣工後150年経った今でも崩れずにいた事は当時の技術水準がどれ程高かったかを知るには充分な歳月である。

川原隧道3-6/ORR

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現在までこの状態であった事は今後も想像を絶するような天災がない限り、200年でも300年でももつのではないだろうか?150年もの間に大きな地震はいくつかあったはずで、川原隧道はそれらを全てクリアしてきたという事でもある。

川原隧道3-7/ORR

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昭和になってから造られた隧道が次々と新トンネルに切り替えていく姿を見た上で思う事はコンクリートという人工的に作り出した物質は確かに便利ではあるが耐用年数が短く意外と脆いものなのかも知れない。そしていよいよスタンバっていたヘナリワンに川原隧道への突撃開始命令が下る!

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