ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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かんだや隧道

 

かんだや隧道の取扱説明書

旧隧道が3連発するこの地区の中間に位置するかんだや隧道。かつては路線バスも走った旧国道も今では閑古鳥が鳴いており歩行者さえ通らない状況は寂しい限りだ。

 

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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

国東半島の国道に点在する旧廃隧道は半数近くが今も現役で供用されている。中には路線バスが走っている物件もあるが、ほとんどはチャリ歩行者の為に開放しているのだと思われる。そんな中にあって珍しいのが旧隧道が3連発するこの地区だ。松頭津隧道、かんだや隧道、香々地隧道3つ連続で続き、特に松頭津隧道とかんだや隧道は互いが

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向き合っている程接近していて見つめ合うと素直におしゃべりできない状態である。もう何十年もおしゃべりできていないのだろう。坑門はコンクリ製であるが現代のとは質感が異なりあの無機質な鼠色のタイプではなく好感は持てないが悪くもない。上部の帯とリングアーチもモドキではあるが施されている点もコンクリであるマイナスポイントを補っている。

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扁額は取り外されておらず解読可能で、早速ジャンプしてみたが何て書いてあるのか垂れ下がった草が邪魔して全く読めない。ズーム付きデジカメの事など頭に無く今回は脚立が必要だと思った。プロの風景写真家をたまに見掛ける事があるが彼らは脚立を必ず持っている。やはり彼らもジャンピン愚→脚立という道を歩んだ可能性が非常に高く

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皆同じなんだと納得した。かんだや隧道に限らず松頭津隧道と香々地隧道も内部は狭い。それでも香々地隧道だけは別格で狭いとは言え若干広めに取られており、対向車が来ていようとも突っ込む気になるが、かんだや隧道と松頭津隧道は坑口からして狭く対向車をやり過ごした方が無難な気がする。しかし内部は普通車同士の離合がかろうじて

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可能だったと思われる幅員で大人しくはあるがコンクリ噴き付けのテボッチャーが圧迫感を増す要因で地元で走り慣れた人を除いては内部離合をすんなりこなせるものではない。それに香々地隧道には今でも照明が点いているが松頭津隧道とかんだや隧道では照明設備は確認できるものの点燈しておらず、車が狭いと感じる以上に歩行者が恐怖感を感じるのでは

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ないだろうか。少なくとも無灯火で歩くのは昼間でも抵抗がある。松頭津隧道側から進入しかんだや隧道から香々地隧道方向を見ても香々地隧道だけはちょっと離れていて直接は見えない。しかし車で走っていれば3連発と言える近さに位置している。こちら側の坑門に設置されている扁額でやっとかんだや隧道の文字が読み取る事ができた。かつては路線バスさえ

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走る国道であった訳だが現在は全く交通量が無く寂しい限りだ。というのも現在これらの隧道に変わって現道に新トンネルがあるのではなく、離れた場所をフルオープンで通されているのだ。その為チャリ歩行者も現道を通るのだろう、他の隧道と違ってここだけは浮いた形で取り残されてしまっているが封鎖される事なく今後も現役続行する事は間違いない。

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