ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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39線沢林道

 

39線沢林道の取扱説明書

超初心者向けの極上ロングダートで林道入門編とも言える39線沢林道はカネラン峠を繋いでの抜け道として、また並走するダート群と繋いで周回コースになるなど大変使い勝手の良い林道で悪路を苦にしない車両にとっては重宝している。

 

39線沢林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

国道の足寄峠付近から派生している39線沢林道は注意していれば見逃す事はないが、90キロ巡航で安全運転に徹している横を120キロであっという間に追い越されるようなこの国道において39線沢林道を発見したとしても車はすぐには停まれない。案内板のひとつでもあれば分かり易いのだがそんなもの立てたら猫も杓子も入って来るのでそれは危険だ。

39線沢林道2/ORR

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39線沢といういったい何の事かさっぱりわからない名称である事がとても素敵だ。39線沢林道に進入してすぐに上足寄林道との分岐が現れ案内板が設置してあって道を間違う事はない。というかどちらを進もうとも39線沢林道と上足寄林道は山ひとつ隔てて並走し再び合流するので拘りさえなければどちらを進んでも同じと言っていい。

39線沢林道3/ORR

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勿論路面状況などはWRCのコースに組み込まれた程で世界最高峰のお墨付き林道だけあって極上のフラットダートが堪能できる。勿論ハードボイルドな林道野郎にとっては飽きてしまうのだが、ソフトボイルドな般ピーにとってはこれ以上ない安心コースである。枝道も多数あるのだが本線を見誤るような複雑な分岐は一切なく本線の39線沢林道を中心に

39線沢林道4/ORR

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枝分かれしているに過ぎない。幅員は総じて1.5車線と広く、更に実際の路面よりも広めに余裕を持って切り開かれていてその気になればどこでも普通車同士の離合を可能にしていて、その為か特に待避所は設けられていない。林道名称が39線沢だが実際には白水川沿いを走るが、川に接触する区間は少ない。

39線沢林道5/ORR

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路面は良く踏み締められた上に薄く砂利が撒かれた極上のダートで全行程の実に80%以上がストレートという事もあり当然見通しも良く、ついついスピードを出し過ぎてしまいがちだが鹿も飛び出して来るのでスピードの出し過ぎには充分な注意が必要だ。これまで林道の脇の食えそうな植物達に触れてきたが39線沢林道の脇はフキが密生している。

39線沢林道6/ORR

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フキで商売が成り立つならフキ御殿が立つ程その量は膨大で雪解け時のフキノトウなんかは採れ過ぎて値が付かない程の量でこれ全部まともに出荷したらフキノトウの価格暴落は間違いなく最後はダンピングとなるだろう。道路沿いにあるのはまだ小さい方で水場にあるフキは超巨大でトトロの傘並みであった。林道に入ってからすぐ分岐した上足寄林道と

39線沢林道7/ORR

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合流し終点となる。こちら側も林道標識が設置されているので道を間違える事はない。進行方向そのままに上足寄駅遁フータツ林道で道道へ抜けてカネラン峠を越えるもよし、23線沢林道や上足寄林道を繋いで周回するもよし。但し遊びに夢中になってのガス欠には注意が必要だ。上足寄か阿寒湖かどちらにしても国道へ抜けるまでガソリンスタンドはない。

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