ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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静内林道

★★★

 

静内林道の取扱説明書

静内林道は近年開通した新設林道で路面状況、幅、景色とどれを取っても文句なしだが唯一の難点が距離の短さだ。北海道ではショートダートの部類に入るが昆布刈付近で遊ぶなら押さえておきたい林道だ。

 

静内林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

道道1038直別共栄線の舗装化工事が着々と進み霧止峠付近も遂に砂利道時代に幕を降ろす事になるのか!と思いきや霧止峠へ上り始める手前で何やら全く見当違いな方向へと未完成の2車線路は導かれており、それも未開の地を豪快に切り通され、もすかしたら霧止峠は砂利道のまま残るかも知れない。それは決して淡い期待などではなく現道が新道として

静内林道2/ORR

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開通するであろう道への取り付けを見ても霧止峠がルートから外され厚内へ向けて一直線に通す計画である事は容易に想像が付く。何故ならば道道1038直別共栄線は砂利道のまま霧止峠を越えて再び2車線の快適な舗装路に回復するが、その先にはあのチキチキマシン猛レースの会場が控えているからだ。狭い事は充分わかっちゃぁいるけどやめられない

静内林道3/ORR

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とばかりに今日も厚内隧道坑口に激突する者が後を絶たない事から、霧止峠と厚内隧道に接触するのを避ける大胆なバイパスが造られようとしている。結果霧止峠と厚内隧道の二つの難所は旧道と化しそのまま残る。これが現場の様子から導き出した僕の答えだが、それが正解かどうかは工事も着工して間もない様子だったので数年後でないと分からないだろう。

静内林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

また計画はあっても資金不足などの理由で頓挫するケースも多々あり予断は許さないが、霧止峠は砂利道のまま厚内隧道は町道昆布刈石海岸線と同じ町道に組み込まれ現役続行すると見ている。またナウマン国道もジリジリと延伸工事が続いておりこの界隈は近い将来大きく様変わりするのは間違いない。そんな大胆な変貌を遂げようとしているこの地に

静内林道5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

出来立てホヤホヤの新設林道を発見した。道道1038直別共栄線と十勝国道を結ぶミドルダートで切り開いたばかりの道は全く無名の状態につき交通量は皆無で独占禁止法に抵触してもおかしくはないほど俺っち専用林道と化している。途中にある駅停沢林道との分岐だがこれも真新しい林道でこの界隈は主要道のみならず林道もネットワーク形成網を徐々に

静内林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

拡大しつつあるようだ。それにしても最近の林道で採用されている工法には目を見張るものがある。人工物を極力排除し天然のそれも地物を利用した自然に優しい工法が採用されつつあるのだ。勿論橋はコンクリ製であるが道中に存在する唯一の人工物と言ってよく他はことごとく間伐材などを利用し法面にもコンクリが打ち込まれていないのだ。

静内林道7/ORR

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これで橋も木橋であったならばパーフェクトと言えるが、現状でも見事に自然と調和しており、これ以上ない仕上がりになっている。路面状況はご覧頂いてお分りの通り極上のフラットダートで幅員は1.5車線でどこでも離合可能となっている。林間の景色も抜群で基本的にケチのつけようがなく重箱の隅をつつけば距離の短さか。厚内林道に合流し終了となる。

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