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金花湯死闘篇(4

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金花湯4-1

◆金花湯4−1:尾根筋の直進方向から見た四差路

この中継基地のディスカバリーで、いよいよターゲットが近い事を悟り、我々の期待は大いに高まった。だがしかしこの中継基地こそが、金花湯への道中最大の難関である事が、後に判明する。

バイクが停車してある地点で、道は二手に分かれている。だがそれだけでは済まなかった。バイク停止位置から直進方向に10m程進んだ箇所で更に道は二手に分かれているのだ。つまりこの広場は変則の四差路となっているのである。

変則の四差路

金花湯4-2

◆金花湯4−2:左折の下り

これが迷路と言われる所以である事は、すぐに理解できた。初見の我々には全く以て進んでいい方向が分からないのである。一本一本丁寧に調査していたら、それこそ時間が足りずタイムオーバーとなり最悪は夜間走行を強いられるし、こんな山奥で一夜を明かすとなると、生命の危機に晒される。この局面をどう乗り切るかが今後の運命を大きく左右する事は明白だった。

尾根筋より左に下る道はどう見ても支線のようであるが、四輪の轍跡は結構な数がある。

金花湯4-3

◆金花湯4−3:通行止の標識が立つ直進

では尾根筋をひたすら直進する路はどうか?ご覧のように直進方向は、通行止標識が設置されている。だがゲートらしきものは見当たらない。あくまで注意を促すに止まっている。

一般車両進入禁止をアナウンスし、尾根筋を直進するこの路が最も疑わしい路線で、この広場へと至った道と同等の規格で奥へと続き、線形だけを見れば本線は間違いなく直進の路と考えられる。だが右へ下る道には、ここへ至るまでの通算距離標識が掲げられ、その路線だけがいかにも特別な存在である事を主張していた。

金花湯4-4

◆金花湯4−4:直進はカモイ8号施業道なる支線

また通行止標識が掲げられる直進の道端には、カモイ8号施業道3296mと記された木片が置かれ、パッと見は本線と思える尾根筋を直進する路が、実は支線である事が判明した。

木片には実距離が記されている事から、直進はNGと判断する。こうなると通算距離標識が設置されている右へ下る路がカモイ林道の本線と考えるのが妥当だ。但し線形は支線そのものであり、とても本線という感じはしない。左折は明らかな支線で、論外として見なかった事にする。

金花湯4-5

◆金花湯4−5:右へ舵を切り尾根筋より降下

さてここで僕の独断と偏見により、相棒のポンチャイを改名する事にした。アメリカンで金花湯へ突撃する勇気を称え、彼のハンドルネームをカモイと命名する。従って彼の操るマシンは今後カモイワンとなる。

尾根筋より右へ折れる道を本線と結論付けた我々は、中継基地より右へ進路をとった。尾根伝いからいよいよ深い谷へ下る事となり、急勾配のトラバース区間を僕等は勢いよく突き進む。何も知らずに・・・。

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